光計測用光学機器関連製品
赤外高分解能型FFP計測光学系 M-Scope type FHR
製品の概要
赤外高分解能型FFP計測光学系 M-Scope type FHR
赤外高分解能型FFP計測光学系 M-Scope type FHRは、光学系+画像処理方式による放射角度(FFP:ファーフィールドパターン)計測光学系です。専用光学系+2次元画像検出器により、リアルタイムで放射角度分布像の取得が可能です。InGaAs高感度近赤外検出器 ISA041VHとの組合せにより、光通信波長帯の1310-1550nm帯で計測角度画素分解能0.1°の高精度FFP計測が可能です。
光ファイバや光導波路等の各種光通信用デバイス・光モジュール、Siフォトニクスデバイスの高精度FFP計測や出射N.A.計測に応用可能です。
当社製光ビーム解析モジュール AP013との組み合わせによるFFP計測システムの構築も可能です。
製品の特長
- 赤外域用高分解能型FFP測定光学系+画像処理方式によるFFP(ファーフィールドパターン)のリアルタイム計測
- FFP測定専用光学系+画像処理方式によるFFP(ファーフィールドパターン)のリアルタイム計測
- 長作動距離設計。約6mmのワーキングディスタンスを確保
- 検出器はVGA型InGaAs高感度近赤外検出器 ISA041VHを使用
- 計測角度範囲:約±32°(H) × ±25.6°(V)・計測角度画素分解能:0.1°の高分解能
製品の主な応用
- 赤外半導体レーザや各種赤外レーザデバイスのFFP計測 ・出射N.A.計測
- 光通信用光ファイバのFFP計測 ・出射N.A.計測
- 光導波路のFFP計測 ・出射N.A.計測
- SiフォトニクスデバイスのFFP計測 ・出射N.A.計測
- 光通信帯各種光モジュール・光学モジュールのFFP計測 ・出射N.A.計測
製品の主な仕様
光学系本体の主な仕様
計測方式 | 専用光学系(f-θレンズ光学系)方式 |
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測定対象光束径 | 約1mmφ |
計測対応波長 | 1310-1550nm帯 |
ワーキングディスタンス | 約6mm±0.8mm |
減光方式 | フィルタポートへの減光フィルタ(NDフィルタ)挿入方式 (最大2枚まで同時挿入可能) |
カメラマウント | Cマウント |
対応する検出器と計測角度範囲・計測角度画素分解能
検出器品名 | VGA型InGaAs高感度近赤外検出器 |
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検出器型名 | ISA041VH |
センサの感度波長域 | 950~1700nm |
画素数 | 640×512画素 |
ピクセルピッチ | 20μm角 |
撮像面積(フォーマット) | 12.8mm×10.24mm (1"相当) |
計測角度範囲 | 約±32°(H)×±25.6°(V) |
計測角度画素分解能 | 約0.1° |
FFP計測光学系の原理
左図で、サンプルからの入射角θの光束は、f-θレンズ・フィールドレンズ・リレーレンズを介して検出器の1点に結像されます。これは、サンプルから出射してf-θレンズに入射する光束の入射角θが検出器の結像位置情報に変換されていることを意味しています。このようにして、検出器上に結像された2次元のFFP画像を画像処理解析することにより、半導体レーザや光ファイバのリアルタイムFFP解析が可能になります。
製品の構成
標準構成品 赤外高分解能FFP光計測光学系 M-Scope type FHR
- 光学系本体(光学系本体・フィルタポート) 1式
- 光学系保持固定用架台 1式