光応用計測・検査装置 専用用途光計測検査システム
光学系方式 超微細光導波路挿入損失測定装置
製品の概要
光学系方式 超微細光導波路挿入損失測定装置
光学系方式超微細導波路損失測定装置は、当社の簡易型光計測用光学系 M-Scope type Jを使用した、光学系方式の超微細導波路用挿入損失自動測定装置です。シリコンフォトニクス導波路や近接光学素子のような超微細構造を有する光導波路型デバイスの挿入損失の高速・高精度測定が可能です。
同軸観察画像検出器により、被測定光導波路の入射側・出射側コア端面画像が直接観察できます。これにより、画像により測定光の入射・受光位置に直接位置決め可能で、測定光をダイレクトにコアに導入・また導波路からの出射光を受光することが可能です。
同軸観察画像観察と同時に、光ファイバ接続ポートに接続された光ファイバと光パワーメータによる自動パワー調芯(微調芯)を行います。
高倍率対物レンズ・電動ステージと画像処理・自動調芯ソフトウエアを使用することで、画像処理による粗調芯、パワー調芯による微調芯を併用、超微細導波路の挿入損失を高速かつ高い再現性で効率よく測定可能です。
製品の特長
- 当社製偏光依存性対策型簡易型光計測用光学系 M-Scope type J/PFを搭載した、光学系方式挿入損失測定
- コア端面同軸観察用画像検出器を搭載。対象物を直接観察しながら測定光の入射・出射光の受光が容易に可能。
- 偏光依存性対策光ファイバ接続ポートを採用。偏光の影響をキャンセル。
- 対物レンズの交換・選択が可能。赤外用、高分解能対物レンズの選択が可能。
- 最大100倍の高倍率観察が可能。
- 赤外対物レンズ(NIRレンズ)・高倍率対物レンズ(HRレンズ)の選択が可能。
- コア端面観察の最大光学倍率は100倍
- 対物レンズの選択により、コア端面の観察倍率は、最大100倍を選択可能。シリコンフォトニクス導波路・シングルモード光導波路等微小コア光導波路の測定に対応。
- 光ファイバ調芯方式と共役条件での挿入損失測定
- 入射側は、光ファイバポートに接続した光ファイバのコア径を1:1でサンプル面に照射。
- 出射側は、光ファイバポートに接続した光ファイバのコア径相当径を1:1でサンプル面から光ファイバにリレー。
- 光ファイバ調芯方式と共役条件のため、さまざまな種類・コア径の光ファイバが使用可能。
- 光ファイバ調芯による損失測定の他、NFPやビームプロファイル計測・光スペクトラムアナライザや分光器との組み合わせによる波長計測も可能
- FFP計測光学系の増設によるFFP計測にも対応可能。
- 専用の画像処理・自動調芯ソフトウエアを準備。電動位置決めステージとの組み合わせにより、画像処理・自動調芯による高速・高再現性・高効率測定が可能。量産検査にも対応が可能。
- 電動位置決めステージ・画像処理ソフトウエアを併用することにより、超微細導波路デバイスの高速・自動測定を実現。量産検査にも対応が可能。
製品の主な応用
- シリコンフォトニクス光導波路・近接光学素子等超微細構造光導波路挿入損失の全自動・半自動測定
- シリコンフォトニクス光導波路・近接光学素子等超微細構造光導波路の出射光ビームの状態や端面状態の観察
- シリコンフォトニクス光導波路・近接光学素子等超微細構造光導波路の光学伝播特性の解析
製品の構成・コンポーネントセレクション
装置の構成図
装置の基本構成例(微細光導波路挿入損失自動測定系の構成例)
- 光学系(入射側・出射側)
- 検出器
- 400~1100nm:高精度CMOS検出器 ISA071,ISA071GL
- 950~1700nm:InGaAs近赤外検出器 ISA041M,ISA041H2
- その他の検出器も対応可能です。
- 電動ステージシステム(入射側・出射側・サンプル移動用)
- ステージ構成・選定は別途ご相談ください。
- 装置電装制御部
- 電動ステージ制御システム(モータコントローラ・ドライバ)
- データ処理装置(PC本体・I/F・周辺機器等)
- データ処理・計測ソフトウエア(システム全体制御、計測、データ収集と管理、計測フロー・レシピ管理等)
- 安全対策集中電源ユニット
- サンプルホルダ・装置ベース・フレーム・ブラケット
- サンプルホルダ・サンプル保持部
- 装置設置ベース・装置フレーム
- 光学系・サンプル保持ブラケット
- アクセサリ・周辺機器・付帯設備
- 測定用機器(光パワーメータ等)
- 測定用光源(LED・SLD・LD・ASE光源等)
- 装置カバー付防振台
- システムラック
- その他付帯設備
- 光学系方式超微細光導波路挿入損失測定装置は、カスタム仕様製品です。お客様のご要求仕様に合わせたシステム構成・ステージ選定・ソフトウエア処理をご提案します。